もしもの時に必要なお金ってどれくらい?②出ていくお金編

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出ていくお金を計算しよう

前回残された妻は大きな経済的負担を抱えていましたが、その中身は一体どういったものがあるのでしょうか?
その答えは

1.生活費

2.教育費

3.住居費

上記3つでしたね。その具体的な数字を見ていきましょう。

前回のおさらいはこちらから

もしもの時に必要なお金ってどれくらい?①イメージ編

2018.08.24

 

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けっこう大きな金額になりそうね

門下生にゅーもんの妻:お花
生活費・教育費・住居費、全部足すと大きな金額になりそうですね。
道場師範:ケン蔵
平均寿命まで考えると大きな金額になっていくな。ただ、この後入ってくるお金があることも忘れるな。そうじゃないと、憂鬱で思考停止してしまうぞ。
門下生にゅーもんの妻:お花
そうですね。気をしっかり持ちます。まずは生活費から教えてください。
道場師範:ケン蔵
遺族の生活費は子どもが独立するまでは現状の70%で独立した後は50%と言われておる。
門下生にゅーもんの妻:お花
なるほど、生活費の把握も必要になってきますね。では教育費は?
道場師範:ケン蔵
下記の表を見てくれ、塾や部活の学校外活動も含めた教育費の平均を示しているぞ。
門下生にゅーもんの妻:お花
公立と私立でこんなに違うんですね。次に住居費についてお願いします。
道場師範:ケン蔵
現在の住居が賃貸ならば、その家賃。持ち家ならば住宅ローンの額。ただ、持ち家のほとんどの場合団体信用生命保険に加入しているはずだから、その場合は固定資産税、リフォーム代を考えればよい。

 

それぞれの具体的な金額はこんな感じ

生活費

生活費は現状の生活費から計算していきます。食費、光熱費、通信費、衣服費、生活用品費、交通費、娯楽費、交際費と日常的に使っている金額を計算していきます。そして、子どもが独立するまでと、子どもが独立した後の2種類の金額を計算します。独立までは現状の70%、独立した後は50%を目安にしていきます。
女性の平均寿命は87歳。男性の平均寿命は81歳。

生活費計算

ちなみに平成28年度家計調査によると、勤労世帯の消費の平均は31万円(月額平均)です。それの70%だと21.7万円となります。

教育費

文部科学省、日本政策金融公庫の調査によると下記の表の結果となっている。小学校から高校までは部活や塾といった学校外での活動費も多くの割合を占めています。子どもの将来を応援するためにもそういった部分もしっかり用意する必要があります。しかし、その額の大きさにビックリされている方も多いのではないでしょうか。あくまでも全国的な平均値です。各家庭での教育方針としっかり照らし合わせてどのくらい用意すべきかしっかり考える必要があります。

教育費計算

幼稚園(3年間)
公立 私立
67万円 149万円

出典:文部化科学省「平成26年度子供の学費調査」

小学校(6年間)
公立 私立
193万円 921万円

出典:文部化科学省「平成26年度子供の学費調査」

中学校(3年間)
公立 私立
145万円 402万円

出典:文部化科学省「平成26年度子供の学費調査」

高校(3年間)
公立 私立
123万円 299万円

出典:文部化科学省「平成26年度子供の学費調査」

大学(4年間)
国公立 私立(文系) 私立(理系)
485万円 695万円 880万円

出典:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」(平成28年度)

さらに詳しい数字の内訳を知りたい方は下記リンクをご覧ください。
文部化科学省「子供の学費調査」
日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」

住居費

賃貸のアパートやマンションにお住まいの方は現状の家賃で計算します。持ち家の方は固定資産税の額と築年数が古いという方はリフォーム代などを計算していきます。住宅ローンが残っている場合もあると思いますが、住宅ローンを組んでいる場合のほとんどが団体信用生命保険に加入されていると思います。もしもの時はそこから住宅ローンの残高が支払われるので計算に入れる必要はないでしょう。

住居費計算

出ていくお金を計算しよう

これまで出てきたA:生活費・B:教育費・C:住居費を足して、もしもの時に出ていくお金を計算してみましょう。一般的にこの3つを考えておけば、もしもの時に必要なお金を計算するための“出ていくお金”は十分と思われますが、家電や車の買い替えなどその他にも必要と思われるものがあれば予備費として追加して計算しましょう。

出ていくお金計算
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ABOUTこの記事をかいた人

ほけん道場講師。記事の他に、このブログに使われている、マンガやイラストを描いています。元国内生命保険会社のファイナンシャルプランナーです。平たく言えば元保険営業です。恐縮ながら、このブログで先生として登場させていただいています。ファイナンシャル・プランナーとして東京で活動していました。現在は地元である地方に移り住み、サイトの運営などをしております。元保険営業だからこそ分かる、保険のあんなことやこんなことを、お伝えできればと思っています。