結婚した、子どもが生まれた。
大きなライフイベントがあると、保険を考えた方が良いと言われた。
そう言ったのは、親からかもしれないし、パートナーの方からかもしれませんね。
その意見には賛成だし、保険についてどこかで考えなきゃなとも思っていた。
だけど、保険ってなんなの?本当に必要なの?ちょっと意味わからないんですけど。
そんな感情になっていませんか?
保険を検討しないといけないが、保険の意味が分からなくて、何から考えていいのか分からない。
そんな人に読んでもらいたい記事です。
保険の意味がわからない時にまず考えるべき3つのこと
保険の意味が分からないが、保険の検討をしないといけない時に、まず考えるべきことは、この3つ。
- なにを不安に思っているのか?
- 保険以外の方法はないのか?
- 保険で目的は達成できるのか?
なぜ?この3つのことをまず考えるべきなのか?
それは、保険が不安を小さくするために存在するからです。
保険の意味。答えを先に言ってしまうと、その答えは、
不安を小さくすることです。
この順番で考えていくと、考えが整理できて、保険の意味がわかってきます。
まず、不安に思っていることがあるのか?
その解決方法は保険以外にないのか?
保険に加入することで不安は小さくできるのか?
それでは、3つをもう少し詳しく見ていきましょう。
なにを不安に思っているのか?
保険の意味が分からない時にまず考えるべき3つのこと①は、なにを不安に思っているか考えるです。
なぜなら、保険は手段だからです。
なんの手段か?
不安を小さくするための手段です。
もし不安がないのなら保険に入る必要はありません。
ないものを小さくするもなにもありません。
不安がない人にとって、保険の意味はありません。
- 不安があるなら書き出してみましょう。
保険どうこうは一度忘れて、どんな不安を持っているのか紙に書き出してみましょう。
なぜそんなことする必要があるか?それは、漠然としたものを表に出して、明確化するためです。
ここが明確でないと、なんとなく不安だから、なんとなく保険に入ることになります。
なんで保険に入っているのか?あとあとそんなことを思った時に自分に説明できません。
あれ?保険って意味ないんじゃね?と思う原因になります。
その不安を書き出した紙をもとに次のことを考えます。
保険以外の方法はないのか?
保険の意味が分からない時にまず考えるべき3つのこと②は、保険以外の方法はないのか考えるです。
不安を小さくする手段は保険だけではないからです。
前段で書き出した不安がどの手段であれば小さくできるか考えます。
不安を小さくする手段は大きく分けてこの4つ。
- 回避
- 予防
- 保有
- 移転
もう少し簡単にいうと
①回避:不安なことが起きる可能性を大きくしない。
②予防:不安なことが起きる可能性をを小さくする。
③保有:不安なことが起きてもどうにかする。
④移転:不安なことが起きたらどうにかしてもらう。
- 回避
不安を小さくする手段①は、不安なことが起きる可能性を大きくしないことです。
例えば、暴飲暴食を毎日繰り返していたらどうなりますか?
健康に良くないことは、誰でも想像できますよね。
わざわざ、リスクが大きくなるようなことはしないことが、不安を小さくするためにまずやることです。
- 予防
不安を小さくする手段②は、不安なことが起きる可能性をを小さくすることです。
例えば、毎日ウォーキングをするとか、週一でジョギングをするなど、普段の生活プラスアルファで健康を意識した行動をとることです。
リスクが小さくなるように意識して行動することも、不安を小さくしてくれます。
- 保有
不安を小さくする手段③は、不安なことが起きてもどうにかするです。
どうにかするとは、国が用意している公的保険や自分の貯蓄で不安なことを乗り越えるというものです。親や友人に助けてもらうというのも含みます。
公的保険には、こんなものがある↓
- 死亡リスク→遺族年金
- 入院やケガのリスク→健康保険
- 失業のリスク→雇用保険
- 介護のリスク→介護保険
- 老後のリスク→老齢年金
どうにかすると言われると、自分の力だけと考えてしまいがちですが、公的保険の存在を忘れてはいけません。
公的保険に関する記事はこちら↓
・生命保険と公的遺族年金を学ぶ【保険の勉強をしよう④時限目】
・生命保険と公的医療保険を学ぶ【保険の勉強をしよう③時限目】
公的保険と自分の貯蓄などでどうにかできるのであれば、保険に加入する必要はありません。
- 移転
不安を小さくする手段④は、不安なことが起きたらどうにかしてもらうです。
不安なことが起こったら他者にどうにかしてもらう、ここでやっと保険です。
回避、予防、保有をしても不安が小さくならないのであれば、保険を検討しましょう。
慌てないでくださいね。まだ検討です。
次の項目がとても大切です。
保険で目的は達成できるのか?
保険の意味が分からない時にまず考えるべき3つのこと③は、保険で目的は達成できるのか考えるです。
保険に入っても絶対だいじょうぶということは、ありません。
例えば、医療保険をみてみましょう。
入院や手術での不安は長期化した時の治療費と収入減だと思います。
短期間の入院であれば、前段にあるように保有することができます。
長期化ってどれくらいを想像していますか?
半年?1年?
ここで注目しないといけないのが、医療保険の入院限度日数
医療保険には1入院の限度日数が設定されています。
60日や120日など設定した入院限度日数を超えると、つぎの入院までに180日の期間が必要になります。
今もっとも売れている医療保険は60日型だと言われています。
60日型では、100日入院しても、1,000日入院しても、給付されるのは60日分です。
不安を小さくするという目的は達成できますか?
モノの価値は、目的が達成できるかどうかです。
目的が達成できないものに価値はありません。
目的が達成できない保険には入る必要はありません。
目的が達成できる保険であれば加入しましょう。
保険の意味とは何か
保険の意味は、
不安を小さくすることです。
その意味を確認するために
- なにを不安に思っているのか?
- 保険以外の方法はないのか?
- 保険で目的は達成できるのか?
この順番で考えを整理していきます。
保険に意味がある、ないは、それぞれ人によります。
- 保険に意味がない人
- 不安がない。
- 不安が保険以外の方法で対応できる。
- 不安が保険では小さくできない。
- 保険に意味がある人
- 不安がある。
- 不安が保険以外の方法で対応できない。
- 不安が保険で小さくできる。
保険の意味は、不安を小さくすること。
保険の意味と、それを確認する3つのことを考えてから保険は検討しましょう。