保険ってなんとなく大事で入った方が良いのだろうなとは思うけど、形のないものだから改めて考えてみると、いったいなんなのかよく分からないですよね。
車を買ったり、洋服を買ったりする時には感じることのない難しさです。
形があって目に見えるものであれば、色や形の好みだったり、価格が手頃なのか感じることもできますが、保険は形ある物を購入するわけではないので本当によく分からないですよね。
保険とはなんなのか?
「皆でお金を出し合って助け合う制度」です。
皆が一人の為に一人が皆の為に助け合う助け合いの仕組みそれが保険です。
保険とは何かご指南いただきたく候
その個人でどうにかするには難しい大きな負担を皆で公平に負担して助けあう制度が保険なのじゃ。
保険のしくみ
とあるうさぎの村のお話
100本のにんじんが必要
仮に100の家族が住んでいるうさぎの村があるとしましょう。
そしてその村では毎年必ず1人のお父さんうさぎが亡くなってしまいます。亡くなった家族は今後の生活の為に100本のにんじんが必要になりました。
残されたお母さんうさぎは急に訪れたトラブルに対応することが難しく困ってしまいました。
みんなで負担を分け合おう
そこで村長うさぎは考えました。
この村では必ず毎年1人の一家の大黒柱であるお父さんが亡くなってしまい、残された家族の負担は大きく大変な思いをしている。それならその負担を村の皆で分けてしまえばいいのではないかと。
100本÷100家族=1本
不安も負担も軽くなった
1年間でにんじん1本の負担なら万が一のトラブルによる出費に比べれば小さく。一家の大黒柱を急に失ってしまったらどうしようという不安も軽減され村はますます平和になったとさ。
相互扶助という考え方
保険は相互扶助という考えで成り立っています。“相互”とはお互いにという意味で、“扶助”とは力添えをして助けるという意味です。
一人は皆のために、皆は一人のために
相互扶助、「一人は皆のために、皆は一人のために」それが保険の仕組みを支える基本的な考え。
将来起こるかもしれないトラブルに対して公平に負担して備える。皆が皆そのトラブルに合うわけではないが、万が一そうなってしまっても残された家族を守るための防衛手段。
安心のバケツ
たくさんの人がお金を出し合って、共有の準備財産(安心のバケツ)を作り将来起こりうるトラブルに備える誰かが誰かを支える助け合いの仕組み、それが“保険”です。