保険加入が当然の考えは古すぎる【1億総下流時代の保険の考え方】

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こんにちは!ほけん道場講師のリョウです。

とかく現代は生きにくい。

働けど、働けど、暮らしは楽にならないし、

定時に帰れるならまだしも、定時帰りなんて神話級に稀な出来事。

あ。そんなことないよという人は、そっとこの記事を閉じてくださいw

全国民がなんだか余裕がない現代。

そんな時代に保険はどう考えるべきか解説しています。

 
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保険加入が当然の考えは古すぎる

社会人になったんだから、保険ぐらいは入っておこう。なんて考えは古すぎます。

保険は本来助け合いです。多くの人がお金を出し合って、みんなで助け合うものです。しかし、そのみんなが助け合う余裕がないのが現実です。

例えば、30年前と比べて、社会保険料は2倍になっているが、それに比べて収入は10%程度しか上がっていないそうだ。

総務省の消費者物価指数を見てみると、収入と同じく10%程度上がっている。

収入と物価は同じくらい上がっているが、感覚としては使えるお金は減っている。

  • 収入が思ったように上がらない。
  • 社会保険料は2倍。
  • 物価も上がっている。

自由に使えるお金は減っているのに、30年前と変わらず、

「社会人になったら保険加入は当然」は、無理な話になる。

30年前、、、そうバブル期と同じ感覚では、この時代に合わない。

保険は無理して入るものではない。

 

余裕がないからこそ保険?

収入が少なく余裕がないと何かあったら大変だから保険に入るは理屈としては、正しいが、もう少し考えるべき。

保険に入る前にできることがあるからです。

  • 支出を減らす。
  • お金を貯める。

使い道が自由に選べるので貯蓄は保険としても万能です。

保険は用途が限られた、条件付き資産を持つという事。

 

道場門下生:にゅーもん
えー??先生。余裕がないって言ってるじゃないっすかー。
道場講師:リョウ
だからって、保険に入るってのは、本末転倒じゃないかい?保険に入らず、保険料の分を貯めるという考えもあるよ。
んー、確かにそうかもしれない。
そもそも保険は大きな固定費だから、保険を見直すと支出を減らせることになるんだよ。

僕なら、今、余裕がないと感じていたら、収入と支出を整理して、まずお金を貯めることから改善をはじめます。保険の検討はその後です。

「保険に入るのは当たり前」は、古い考え。
その前にやるべき事がまだまだある。

 

定時に帰れるならまだしも

お金だけではなく、自由な時間もなくなった。

定時に帰ることが悪い事のような風潮がある。

ごくごく当たり前のことなのに、行政の指導で働き方を改革しないと出来ないようなことらしい。おかしな国ですね。

休日出勤をしないと間に合わない案件も多々。

百歩譲って、収入が思ったように伸びなくても、決まった時間で働く事ができているならば、精神的には全然違う。

自由な時間もなくなった。

資格を取ったり、自己研鑽することもできるし、副業を始めることだって出来るかもしれない。

副業が解禁になったところで、そんな時間はない。

お金にも時間にも余裕がない。1億総下流時代と言っても過言ではない現代。

保険はどのように考えるべきなのでしょうか?

 

 

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1億総下流時代の保険の考え方

本当に必要なものだけを見極める。なんなら入らない。

お金も時間も余裕がないのだらか、無駄をなくすのは当然。

念の為に言っておきますが、僕は、保険不要論者ではありません。

保険は目的を持って利用するならば、とても良い制度であることは、間違いありません。

話を戻します。

これまでの保険加入は、任せておけばいいや、みんなと一緒ならいいやと受け身な姿勢でも問題はありませんでした。

しかし、それでは保険に入る目的が何なのか、当の本人が理解していない、おかしな状況です。

よく分からないは無駄以外の何物でもない。
よく分からないくらいだったら、入らない。

なんで入っているか分からない。

なんで所有しているか分からない。

そんなもの家の中にありますか?

もしあったとしたらどう思いますか?

無駄以外の何物でもないはずです。

 

だーかーらー、時間がないつってんじゃないですかー。
保険ってさー。月々で考えれば、僅かなお金かもしれないけど、結構、高額な商品だよ。
それを他人任せでよろしく!って、なんかそれはそれで、怖くない?
んー、確かにそうかもしれない。

 

 

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どうにかなる事は、どうにかなる。

民間の生命保険や医療保険に入らなくても実際どうにかなる。

公的保険があるからです。

  • 遺族年金
  • 障害年金
  • 健康保険
  • 高額療養費制度
  • 傷病手当金

何かトラブルが起こった時には、公的に用意された保障制度があり、それが、ある程度守ってくれます。

こんな事を言うと「え?民間の保険いらないんじゃね?」と言われてしまいそうですが、

民間の保険に入らなくてもどうにかなると言えば、どうにかなる。というのが正直な答えです。

公的保険は全ての損害をカバーできている訳ではないので、自助努力の部分が必然的に大きくなります。

その事をどう捉えるかって事です。

負担の大小があれど、自助努力でどうにかできそうなのに、

なぜ?民間の生命保険や医療保険が存在するんのでしょうか?

 

保険は結局のところ安心料

トラブルが起こったとしても自助努力を小さく出来る安心感を得るには民間の保険が必要です。

公的保険では全ての損害をカバーできるかどうか分からないからです。

どうにかなるとは言っても、そこには想像以上の自助努力が必要になるかもしれません。

それを減らすことのできる安心感が、民間の生命保険や医療保険が存在し、必要な理由です。

トラブル時の自助努力を減らす。

実際問題、大事な人を亡くしたとして、その直後からバリバリ働くというのも難しいものです。

そんな事をカバーする為に必要なのです。

保険はそんな安心感を買っているのです。

 

やっぱり貯蓄が大事

余裕がないからこそ、収支を整理して、しっかりと貯蓄をするべきです。

貯蓄もトラブル時の自助努力を減らしてくれるし、トラブルがなければ自由に使う事ができるからです。

保険に入らなければ、超絶ヤバいことになりそうなら、保険に入りましょう。

そうでないのなら、貯蓄にお金を回しましょう。

 

 

まとめ

1億総下流時代と言っても過言ではない現代。必要な保険を見極めて無駄をなくして、貯蓄に回しましょう。

  • 必要な保険を見極める。
  • よく分からないくらいなら、入らない。
  • 無駄をなくす。
  • お金を貯める。

保険は上手く利用するものです。

その為には保険の知識を少しでも良いので身に付けましょう。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ほけん道場講師。記事の他に、このブログに使われている、マンガやイラストを描いています。元国内生命保険会社のファイナンシャルプランナーです。平たく言えば元保険営業です。恐縮ながら、このブログで先生として登場させていただいています。ファイナンシャル・プランナーとして東京で活動していました。現在は地元である地方に移り住み、サイトの運営などをしております。元保険営業だからこそ分かる、保険のあんなことやこんなことを、お伝えできればと思っています。