「がん保険」=アフラックというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
実際パンフレットでもがん保険契約件数No.1と謳われています。
現在販売中のがん保険はどんなものになっているのでしょうか?
アフラックの「生きるためのがん保険 Days1」について説明しています。
この記事では下記の内容を解説します。
- 生きるためのがん保険 Days1の3つの特徴
- 生きるためのがん保険 Days1の保険料
アフラックの「生きるためのがん保険 Days1」を斬る!
生きるためのがん保険 Days1の特徴
生きるためのがん保険 Days1の特徴の特徴はこの3つ。
- 診断、入院・通院、三大治療の保障がある
- 給付金は「がん」と「上皮内新生物」で差がある
- 特約によっては10年更新のものがある
特徴①:診断、入院・通院、三大治療の保障がある
生きるためのがん保険 Days1のベースとなる基本的な保障に診断、入院・通院、三大治療の保障が用意されています。
がんの三大治療とは、手術療法、放射線療法、薬物療法の3つです。
入院給付金日額が10,000円の場合を例にみていきましょう。
- 【診断】診断給付金
初めて「がん」「上皮内新生物」と診断確定されたときに支払われる。
がん=50万円
上皮内新生物=5万円
保険期間:終身
がん・上皮内新生物それぞれ1回限り
- 【診断】特定診断給付金
初めて「がん」と診断確定されて、入院や通院が所定の条件に該当したときに支払われる。
特定診断給付金=50万円
保険期間:終身
特約名称:特定診断給付金特約
上皮内新生物は支払い対象外。
1回限り。
- 【入院】入院給付金
「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした入院をしたときに支払われる。
入院給付金=1日につき1万円
保険期間:終身
日数無制限。
- 【通院】通院給付金
「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした①②いずれかの通院をしたときに支払われる。
- 所定の治療のための通院
- 初めて診断確定された日、所定の治療を受けた日、または退院日の翌日から365日以内の通院
通院給付金=1日につき1万円
保険期間:終身
①日数無制限。
②通院期間中(365日以内)は日数無制限。※通算支払い日数に制限はない。
- 【三大治療】手術治療給付金
「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした手術を受けたときに支払われる。
手術治療給付金=1回につき20万円
保険期間:終身
特約名称:手術・放射線治療特約
一連の手術については14日間に1回を限度。
回数無制限。
- 【三大治療】放射線治療給付金
「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした放射線治療を受けたときに支払われる。
放射線治療給付金=1回につき20万円
保険期間:終身
特約名称:手術・放射線治療特約
60日に1回を限度。
回数無制限。
- 【三大治療】抗がん剤治療給付金・ホルモン剤治療給付金
「がん」「上皮内新生物」の治療を目的とした抗がん剤治療やホルモン剤治療を受けたときに支払われる。
抗がん剤治療給付金=治療を受けた月ごと10万円(給付倍率2倍)
ホルモン剤治療給付金=治療を受けた月ごと5万円(給付倍率1倍)
保険期間:10年満期自動更新
特約名称:抗がん剤・ホルモン剤治療特約
更新後の保険期間を含めて特約給付金の給付倍率を通算して120倍まで。
上皮内新生物は支払い対象外。
- がん先進医療給付金
「がん」の診断や治療で先進医療を受けたときに支払われる。
がん先進医療給付金=先進医療にかかる技術料のうち自己負担額と同額
保険期間:10年満期自動更新
特約名称:がん先進医療特約
更新後の保険期間を含めて通算2,000万円まで。
上皮内新生物は支払い対象外。
- がん先進医療一時金
「がん」の診断や治療で先進医療を受けたときに支払われる。
がん先進医療一時金=1回につき15万円
保険期間:10年満期自動更新
特約名称:がん先進医療特約
1年に1回を限度。
上皮内新生物は支払い対象外。
- 複数回診断給付金
初めて「がん」「上皮内新生物」と診断確定された月の初日から(または前回の複数回診断給付金を支払った月の初日から)2年以上経過後にときに「がん」「上皮内新生物」と診断確定されていて、入院または所定の通院で治療を受けたときに支払われる。
がん=1回につき50万円
上皮内新生物=1回につき5万円
保険期間:終身
特約名称:診断給付金複数回支払特約
がん・上皮内新生物それぞれ2年に1回を限度。
回数無制限。
- 特定保険料払込免除
免除事由に該当後の保険料は支払わなくて良い。
特約名称:特定保険料支払免除特約
上皮内新生物は対象外。
- オプション(特約)
- 外見ケア特約
- 緩和療養特約
- がん治療を幅広くカバーしている
- 内容を把握するのが少し手間
特徴②:給付金は「がん」と「上皮内新生物」で差がある
「がん」と「上皮内新生物」の保障には差があるので注意が必要です。
ベースとなる保障の内、特定診断給付金、抗がん剤治療給付金、ホルモン剤治療給付金、がん先進医療給付金、がん先進医療一時金、特定保険料払込免除は上皮内新生物は対象外です。
上皮細胞から発生するがんのうち、がん細胞が臓器の表面を覆(おお)っている上皮内にとどまっているものを、上皮内新生物(intraepithelial neoplasia;neoplasm)といいます。上皮内新生物は、上皮内がん(carcinoma in situ)とも呼ばれます。
上皮内新生物は、がん細胞が、上皮と間質を隔てる膜(基底膜[きていまく])を破って広がっていない状態です。そのため、基本的には手術でとることが可能で、転移がほとんどないと考えられています。上皮内新生物が悪性化し、基底膜を越えて浸潤した場合に、一般的な「がん」になります。
出典:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
- がんと上皮内新生物の違いを理解する必要がある
特徴③:特約によっては10年更新のものがある
全ての保障の保険期間が終身ではない。
ベースとなる保障の内、抗がん剤治療給付金、ホルモン剤治療給付金、がん先進医療給付金、がん先進医療一時金の保険期間は10年満期の自動更新になっています。
- 保険料が変わる可能性がある
月額保険料の例
年齢 | 月額保険料 |
30歳 | 3,394円 |
40歳 | 5,025円 |
50歳 | 8,128円 |
例)男性 入院給付金日額:1万円 がん先進医療特約 診断給付金複数回支払特約 特定保険料払込免除特約 保険料払込期間:終身(抗がん剤・ホルモン治療特約、がん先進医療特約は10年更新)
おさらい:がん保険とは
医療保険の一つで、がんに特化した商品です。
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