保険の断り方で困っていませんか?
保険の提案を受けたが、どうもしっくりこない。
今回は、断ろうと思うんだけど、なんだか気まずい。
角を立てずに上手い断り方はないだろうかと思っていませんか?
そんな人のために、その方法をお教えします。
答えを先に言うと、メールで断るのが一番良い方法です。
友達や親戚からの勧誘を断るための例文も用意しています。
目次
保険の断り方
保険の断り方の結論から言いますと、
もっとも角を立てずに上手い断り方は、
メールで断るです。
メールでお礼と加入意思がないことを伝えれば
保険の営業さんにも失礼はないですし、
一度返事をしているのでその後のメールや電話に対応する義理はありません。
メールで断る際の例文
この度は、私ども家族の為に、貴重な時間を頂き誠にありがとうございました。
親身な提案と丁寧な説明に感謝申し上げます。
さて、検討の結果、今回は御社での保険加入を見送らせて頂くことといたしました。
具体的な理由につきましては、プライベートな内容になりますので、回答を差し控えさせていただきます。
また、今後、この件についてのお問い合わせや、追加での提案などについて、こちらからは、返答致しかねます。
今回の結果はあくまでも私ども家族との相性などを考慮した結果であり、貴方様の提案の優劣等を判断したものではないことを、念のため申し添えておきます。
ご了承くださいますようお願い致します。
断りの理由を伝える必要も義理もない。
超プライベートでセンシティブな情報だからです。
それを言いたくない、言わないは当然のことで、それを強要する権利は誰にもありません。
断りたいと思った時に、その本当の理由がなんか気が乗らない。違うような気がする。
明確な理由がない事の方が多いと思います。
そんな時に断りの理由をどう説明するか考えるってけっこう面倒ですよね。
相談に乗ってくれた人に対して、誠意ある対応を心掛ける事は、とても素晴らしいことです。
しかし、選考理由を先方に伝える義理はありません。
友達や親戚からの勧誘を断るメール
親しい友達や親戚が保険の営業さんを始めたってのは、よくある話です。
スパッと断ってしまえば良いとも思いますが、後々の関係にも角を立てたくありません。
友達や親戚からの勧誘を断るコツは、論理的に断るです。
なぜなら、友達や親戚に保険の話を持ってくるということは、この仕事を始めたばっかりの、保険の営業さん初心者だからです。
具体的な例文をご紹介します。
枠で囲われた例文を勧められている保険で組み合わせてコピペしてアレンジしてください。
死亡保障の保険を断る
死亡保障に関しては、子どもが高校を卒業するまで遺族基礎年金と遺族厚生年金を合わせると、約〇〇万円の給付があり、現在の貯蓄や、その後の収入を加味すると不要です。
〇〇万円の部分には、子どもが1人なら130万円、2人なら150万円、3人なら160万円と記入していれば大きなずれはないと思います。
正確な数字を記入したい人は、「もしもの時に必要なお金ってどれくらい?③入ってくるお金編」この記事を読んで計算してください。
また、複数人お子さんがいらっしゃる場合は、高校卒業ごとに給付の額が下がっていくことも分かっていて不要と書き添えると効果的です。
終身保険を断る
貯蓄性を兼ねての保険との提案でしたが、予定利率の基となる標準利率が0.25%という史上最低水準にある現在では、魅力を感じません。また、長期にわたる契約になり、自由度も低く、我が家のライフプランには、そぐわないので不要です。
予定利率、標準利率について詳しくは、「予定利率とは?史上最低の水準だと!?」この記事を読んでください。
終身保険の断り方をさらに掘り下げる
終身保険の断り方【注目すべき3つのポイント】
医療保険・がん保険を断る
高額療養費制度を使えば、入院・手術費は8万円程度に抑えられ、このリスクに関しては、貯蓄で賄った方が合理的と考え不要です。
サラリーマンの方であれば、傷病手当金についても書きましょう。
長期の入院や自宅療養になった場合でも傷病手当金を活用すれば、1年半の間、標準報酬月額の2/3が支給されるので、問題ないと考えます。
高額療養費について詳しくは→「高額療養費制度とは?知らなかったではもったいない」
傷病手当金について詳しくは→「傷病手当金とは?会社を休んでも1年半も助けてくれる」
医療保険の断り方をさらに掘り下げる
医療保険の断り方【断る理由はこの3つ】
個人年金保険を断る
外貨建ての個人年金保険の場合は、
保険料の積立時に円安、受け取る時に円高になる為替リスクは、我が家にとって大きすぎるリスクなので不要です。
円建ての個人年金保険の場合は、終身保険と同じく予定利率が低くて魅力がないという事を伝えましょう。
また、個人年金保険料控除を活用しましょうとう提案があった場合には、
個人年金保険料控除には上限がありますが、iDeCoの場合だと掛金が全額所得控除ということで、そちらの方に魅力を感じます。
と書き添えましょう。
個人年金保険の断り方をさらに掘り下げる
個人年金保険の断り方【断る理由を3つに整理】
iDeCo(イデコ)について詳しくは→iDeCo(イデコ)とは?その特徴とメリット・デメリットを解説。
- 友達や親戚からの勧誘を断るメールの例文
今回は、保険について色々と教えてもらってありがとうございました。
とてもためになりました。
それをきっかけに自分自身でも色々調べてみました。
それで、大変申し訳ないのですが、〇〇さんからの提案はお断りします。
【提案に応じて、上記の例文を組み合わせてください。】
本当に申し訳ないのだけど、お断りする理由はこんな感じになります。
保険に加入することはできないのだけど、保険業界でのご活躍を陰ながら応援しています。
保険の営業さんを始めたばかりの人で、これに反論できる人は、なかなかいません。
友達や親戚からの勧誘は論理的なメールで断りましょう。
保険を断るのは面倒くさい
いざ保険を断ろうとした時に面倒くさいなぁ~と思っていしまうのはしかたないことです。
なぜか?その理由はこんな事ではないでしょうか。
- なんか後ろめたい。
- 理由を説明しなきゃいけない。
- 攻防が目に見える。
保険は大事なことだし色々なところの話を聞いて比較してみたい。
とりあえず話を聞いてみたい。
などなど保険を検討する時の入り口は人それぞれだと思います。
色々と比べたい。とりあえず。
どちらにせよ提案を受けたものを気に入るのであればそのまま加入するだけですが、
そうじゃない時、他で加入したい、もうちょっと検討したいという時にアナタはこう思うはずです。
「断るのチョー面倒くさい。」
そうなんです!
情報収集は色々したいけど、話を聞いたからには保険の提案は必ず付いてきます。
それを断るという作業はちょっと、いや!かなり面倒くさい作業ですよね。
なんでそんなに面倒くさいのか?
- なんか後めたい。
先方は仕事とはいえ、自分の為に時間をさいて、せっかく相談に乗ってもらったのに、断るのは、なんか後ろめたい。
非常に良く分かる気持ちです。
親身に話も聞いてもらったし、疑問点にも丁寧に答えてもらった。いい人だったな。
そんな感情が湧いてくるのも分かります。
しかし、アナタ自身も気づいているはずです。
仕事だと。
それが、保険の営業さんの仕事です。
保険の契約がほしいから、親身に話も聞きますし、疑問にも丁寧に答えます。
いい人にだってなります。
仕事の関係です。ならばそこは、もっとドライで良いと思います。
断ることを後ろめたく思う必要はありません。
- 理由を説明しなきゃいけない。
前段にも書いたように、プライベートなことは、言いたくない。
言いたくないことは、言う必要はありません。
- 攻防が目に見える。
実はこれが一番面倒くささを感じるポイントだと思います。
断った時に保険の営業さんがとる反応がなんとなく想像できる。
断りたい自分と、なんとか、それをひっくり返したい保険の営業さんとの攻防が目に見える。
その想像は間違っていません。
保険の営業さんがどんな反応をするのか?その傾向を見ていきたいと思います。
保険の営業さんの断られた時の傾向
保険の営業さんも必死なんです。断わりをひっくり返すための質問をしてきます。
保険を提案する立場にあるということは、保険を売る立場、保険を売らなきゃいけない立場という事です。
そんな立場の彼ら(彼女ら)には多かれ少なかれノルマがあります。
僕も元保険の営業さんだからものすごくよく分かります。
アナタへ提案した保険が取れるか取れないかで、給料が大きく変わるという場合もある訳です。
断られないように必死です。私も必死でした。
断られたとき保険の営業さんはどんな質問を返してくるか見ていきましょう。
保険の営業さんの常套句
「今回、加入されない理由だけお聞かせください。」
保険の営業さんにとって大事なことは“余裕”です。必死さが出てしまうと自然とお客さまは離れていきます。ですので、「断られても全然余裕ですよー。ただ理由だけ聞かせてねー。」とこの質問をしてきます。「あ。そういう理由なら、こんな考え方できますよねー。なので加入しましょう。」という流れを狙っています。
「前回までの面談でご納得されていましたが、何か変化がありましたか?」
昨今の保険の提案は情報収集⇒分析⇒提案⇒加入手続きと加入に至った場合は3~4回の面談を行います。「前回までの話の中になかった新たな情報や状況の変化があったなら教えてー。それを踏まえて提案し直しますから。」という質問です。
「私の説明が不足したようです。疑問点をお聞かせください。」
「あー。説明足りてなかったね。まだ疑問点あるんでしょ!どんどん言っちゃってくださいよー。解決していきましょうよー!自分に非があるので、そこが解決すれば加入ですよね。」と逆転を狙っています。
保険の営業さんが狙っている結末
保険の営業さんは、上記のような常套句を使った質問でせっかくの加入見込み客を逃さないように頑張ります。
その場で加入にもっていきたい。
断る理由を一つ一つ潰して、その場で再度加入までもっていきたい。
次回の面談のセッティングしたい。
提案をし直す理由を見つけて再度提案をし加入までもっていきたい。
3カ月後でも半年後でも加入の見込みにしたい。
「今、判断がつかないのならしばらくしてまたご連絡差し上げますので、改めてお話ししましょう。」とにかくいつかは加入までもっていきたい。
だから面倒くさい
保険を断ろうとするのを、なんとかひっくり返そうとする。
そんなことが、なんとなく想像できてしまうから、断るのが面倒くさいと思えてくるのです。
そして、その想像は間違っていません。
保険の営業さんも必死にひっくり返そうと頑張ります。
そんなやり取りをせずに済むので、メールで断るのが一番良い方法なのです。
最強ワードは使うな
ウソをつくのは気持ち良くない。
ウソも方便なんて言いますが、ウソをつくと、なんか、人として徳を失っているような気がして、気持ちよくありません。
「保険 断り方」で検索すると、
親戚や友達が保険業を始めたので、そちらから加入することにしました。
そう、断るのが最強のワードだと、書いている記事が多くあります。
そのことが本当ならいいんです。
事実なら最強のワードなのは間違いありません。
でも、たかだか保険を断るのにウソをつく必要がありますか?
そんなウソまでつく必要はないですし、前述したいるようにそもそも、言いたくないことを言う必要はありません。
ウソをついてまで断る必要はない。
最強ワードが最強たる理由
保険の営業さんも新人時代に親戚や友達に助けて貰ったから。
保険の営業さんのほとんどは、親戚や友達に助けて貰った経験があります。
こんな風に言っている僕も保険営業の新人時代は助けて貰いました。
自分自身もそうやって助けてもらったのに、それをひっくり返してまで、保険契約を取ってやろうとは、誰も思いません。
それが本当なら、正に最強のワードです。
会って返事をすると約束をしてしまった人へ
一般的に複数回の面談を通して保険加入へ至ります。
提案後も返事を面談にて教えてくださいとスケジュールを組む場合が多いです。
そうなると、面と向かって断る事になるので、前段に出てきた質問攻めにあう可能性が高くなります。
まだ、迷っているという人であれば、是非もう一度、会って内容を確認していただきたいですが、
断る事を決めているのであれば、面談のキャンセルと加入しない意思をメールで伝えれば十分だと思います。
会う約束をキャンセルする場合の例文
メールで断る際の例文に赤文字部分を追加
この度は、私ども家族の為に、貴重な時間を頂き誠にありがとうございました。
親身な提案と丁寧な説明に感謝申し上げます。
さて、検討の結果、今回は御社での保険加入を見送らせて頂くことといたしました。
具体的な理由につきましては、プライベートな内容になりますので、回答を差し控えさせていただきます。
また、今後、この件についてのお問い合わせや、追加での提案などについて、こちらからは、返答致しかねます。
今回の結果はあくまでも私ども家族との相性などを考慮した結果であり、貴方様の提案の優劣等を判断したものではないことを、念のため申し添えておきます。
つきましては、〇月〇日〇時より予定しておりました、面談もキャンセルさせて頂きます。
予定を組んで頂いたにも関わらず、大変申し訳ございません。
ご了承くださいますようお願い致します。
やっぱり加入したくなったら
どんなにアナタが保険の営業さんに対して失礼な態度をとったとしても、例え返事をせずに無視をしていたとしても、加入したいと再度連絡を入れれば温かく迎えてくれます。
新規の契約が取れることを自ら拒む保険の営業さんはいません。
心の底では何て思っているかは別ですが、、、
まとめ
どのような断り方をしても保険の営業さんはある程度は食い下がってきます。
ノルマがあるので仕方ないと言ってしまえばそれまでなのですが、、、保険営業がしつこいという負のイメージがあるのはこういうところからかもしれません。
メールを使って断り、例文にあるように、これ以上のやり取りを望まない旨をしっかり伝えれば、面倒くさい質問をうける事はないと思います。
顧客の望まないことを行う事は、コンプライアンス上とても問題のある行為です。
やり取りがしっかり残るメールで意思表示をしているにも関わらず、それに反した行動をとる保険の営業さんはいないはずです。