解約返戻金とは？

解約返戻金

途中解約で戻ってくるお金

解約返戻金とは、保険を途中で解約する時に払い戻されるお金のことです。

保険は長期の契約になるので、途中で保障の見直しは必要なものです。そんな時に解約ということもありえます。解約返戻金とはその際に戻ってくるお金のことを言います。

全ての保険にある訳ではない

保険には解約返戻金が戻ってくるタイプと戻ってこないタイプがあり、前者を「積立型」、後者を「掛け捨て型」といいます。

積立型の保険でも今まで支払った保険が全額戻ってくる訳ではなく、早期の解約では、戻ってくるお金は少なくなります。最近は金利が低いので、満期に近づいてようやく同額か少し増えて戻ってくるイメージです。
 

、、、なんか、途中リタイアって加入者に対して、失礼な表現じゃないですか？

そ、そ、そんなことはないじゃろ！？分かりやすいかなーっと思ってじゃなー、、、、

まぁ、どうでもいいんですけど。

途中で辞めても戻ってくるお金があるなんて積立型保険ってお得じゃないですか。

あ。どうでもいいのね、、、、

では、気を取り直して、、、、下の図を見てくれ。

支払った保険料が全て戻ってくるという誤解が多いのじゃがそうではないのじゃよ。

青の部分は保険会社の運営費や他の契約者への死亡保険金の支払いとして消費されているし、生存保険料は余分に支払っているのじゃから、保険料の負担も大きくなる。一概にはどちらがお得とは言えんのじゃ。

積立型

終身保険の場合

終身保険は一生涯に渡った保障の続く保険です。その終身保険の解約返戻金の推移は一定期間を過ぎると支払った保険料を上回ります。払込終了間際に上回るイメージです。

低解約返戻金型

従来の終身保険より解約返戻金が低く抑えられる期間が長いかわりに、保険料も安く抑えられた保険です。

養老保険の場合

養老保険は満期までに被保険者が死亡や高度障害になった場合に死亡保険金、満期時に生存なら満期保険金が受け取れる保険です。

基本的な仕組みとしては解約返戻金は一定期間を過ぎると支払った保険料を上回り、満期を迎えると支払った保険料より増えて満期保険金を受け取れるというものです。

しかし、低金利時代の現在は支払った保険料よりも満期保険金が下回る商品もあるので注意が必要です。

掛け捨て型

定期保険の場合

定期保険とは、保障期間の範囲を決めることで大きな保障を小さな保険料で受けることのできる保険です。

その性質上、途中で解約してもほとんど戻ってくるお金はなく、また保険期間終了時に解約返戻金は“0”になります。