生命保険で対応できるリスクを学ぶ【保険の勉強をしよう①時限目】

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保険について勉強した方が良いのはなんとなく分かったけど、じゃ何から勉強して良いのか分からない。そんな風に思っていませんか?

まずは生命保険がどんなリスクに対応しているか勉強しましょう。

そうすることで生命保険会社の思惑も垣間見ることができます。

生命保険を上手く利用する第一歩です。

この記事では下記の内容を解説します。

この記事の内容
  • 生命保険が対応できるリスク
  • 生命保険会社の思惑

 

 

生命保険で対応できるリスクを学ぶ

生命保険で対応できるリスクはこの4つ

生命保険で対応できるリスクはのは大きく分けて4つです。

  1. 死亡リスク
  2. 病気やケガのリスク
  3. 介護のリスク
  4. 老後のリスク

 

    リスクとはどんなことを言うのか

ここでいうリスクとは将来生じるかもしれない不利益のことです。

 

死亡リスク

病気や不慮の事故で亡くなってしまった場合に発生するリスクです。

もし生活を支える世帯主が亡くなってしまった場合、収入は大幅に減ります。

残された家族が生活するために必要なお金が不足してしまったり、子どもの進学の選択肢が狭まってしまうリスクのことです。

 

病気やケガのリスク

病気がケガの治療による入院・手術が必要な場合に発生するリスクです。

実際の治療費もそうですが、仕事の制限が出てきた場合には収入減も考えられます。

がんの治療にともない約半数の人が収入が減ったというデータもあります。
参考:東京都福祉保健局「がん患者の就労等に関する実態調査」報告書(平成26年5月)

 

介護のリスク

加齢や病気が原因で介護が必要な状態となった場合に発生するリスクです。

介護が必要になると日常の生活を送るために追加での費用が発生します。

介護のサービスの利用や自宅などを介護に合わせたリフォームなど設備に使う費用もあります。

 

老後のリスク

老後の生活を考えたときに発生するリスクです。

年金制度への不安や長生きがゆえの生活費への不安です。

少子高齢化により現在の年金制度が何十年後も維持されているとは言い難いのが現状です。
高齢時に収入と支出のバランスがとれなくなった場合のリスクです。

 

人生にはいろいろなリスクがある

人生には本当にいろいろなリスクがあります。そのことは常に意識すべきです。

平坦でなるべく波風なく過ごしたいものですが、そうもいかないのが人生です。
将来のことを100%予測するのは不可能です。

100%言い当てることはできなくても、リスクがある事を認識していれば回避すること、予防すること、軽減することができます。

明日の天気予報ですら100%当たる訳ではありません。
でも、雨かもしれないと予報があれば傘を持って出かけます。
傘を持っているから雨に濡れなくてすみます。

これは天気によるリスクを意識した結果です。
天気を意識していない人は傘など持ってでかけません。

人生にはいろいろなリスクがあることは常に意識しなくてはなりません。

 

なぜ対応できるリスクを知る必要があるのか

生命保険が対応しているリスクを知ることで、生命保険会社の思惑を垣間見ることができます。

そして、自分自身が備えたいリスクに生命保険会社の思惑が利用できるか判断しましょう。

生命保険会社は収益を上げるための組織ですから、商品を販売している以上、良くも悪くも思惑があります。
その思惑に利用されることなく、自分の備えたいリスクに生命保険会社の思惑が上手く利用できないか考えましょう。

生命保険がどんなリスクに対応できてるか把握し上手く利用しましょう。

生命保険で対応できるリスクを学ぶことが生命保険を上手く利用する第一歩です。

 

    上手く利用するとは

コストを小さくして、大きな保障を得ることです。

保険には保険料や時間、労力といったコストがかかります。
このコストが大きくかかってしまったとか、無駄なコストがかかってしまったと後々思ってしまえば、それは逆に生命保険会社の思惑に上手く利用されたことになります。

そのコストを抑えて、いざという時の保障を大きくすることが上手く利用したことになります。

コストについて詳しくは

保険は掛け捨てが一番損をしていない理由【お金が戻ってくる保険に魅力はない】

2019.01.07

 

 

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生命保険会社の思惑【なぜそのリスクに生命保険が対応しているのか】

保険料より支払う保険金は小さい

全てのリスクに対して生命保険が対応できる訳ではありません。

生命保険が対応できるのは保険料より支払う保険金が小さくなるリスクだけです。

生命保険会社は慈善事業ではありません。収益を上げるために運営されています。

収益を上げる事のできるリスクを対応しているという事です。

収益が悪ければ合併や統合したり潰れてしまうこともあります。

収益を上げるための組織ですから、契約者から預かった保険料の総額より多く保険金(死亡保険金や入院給付金など)を支払うことはほぼありません。

なぜ、ほぼかと言うと生命保険会社もある程度の予測で動いています。
その予測とはずれてしまうこともあります。

生命保険会社の儲けの仕組み

2019.01.22

 
失業した。詐欺にあった。浮気された。そういったリスクに対しては生命保険は役に立ちません。

収益を上げるのが難しいことはわざわざしません。

 

保険を上手く利用しよう

保険に利用されてはいけません、保険は上手く利用しましょう。

生命保険は上手く利用すれば、小さなコストで大きな保障を得られる良い制度です。
なんとなく利用するのではなく、戦略を持って利用すれば価値のある物です。

 
ざっくりいうと、生命保険会社を含めた金融機関はお金を集めることで収益を上げます。
集めたお金を運用したり貸し付けたりして収益をあげます。

ちなみに日本の大手生命保険会社はほとんどの資金を日本の国債で運用しています。

私たちの住んでいる日本は資本主義の国ですから収益のための運営は悪い事でもなんでもありません。

ただ、生命保険会社には生命保険会社の思惑がある。
その思惑に利用されていては面白くありませんよね。

 

    上手く利用するとは

コストを小さくして、大きな保障を得ることです。

 
生命保険は上手く利用して自分と家族のために活用しましょう。

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

ほけん道場講師。記事の他に、このブログに使われている、マンガやイラストを描いています。元国内生命保険会社のファイナンシャルプランナーです。平たく言えば元保険営業です。恐縮ながら、このブログで先生として登場させていただいています。ファイナンシャル・プランナーとして東京で活動していました。現在は地元である地方に移り住み、サイトの運営などをしております。元保険営業だからこそ分かる、保険のあんなことやこんなことを、お伝えできればと思っています。