保険の勉強をしようシリーズで伝えたい事は、自分にとって適正な保障を適正な保険料で手に入れるために勉強をしようという事です。
なぜ、勉強が必要かというと適正な保障なのか?適正な保険料なのか?それを判断する知識を得るためです。
シリーズをギュッとまとめるとこんな感じ
- 生命保険を考える前に考えるべき対策がある。
- 公的保険は手厚く用意されている。
- 貯蓄がリスク対策においても大事。
- お金の価値は変わるので長期の契約は注意。
- 必要な保険といらない保険がある。
- 生命保険には限界がある。
今回は具体的にどんな風に生命保険を活用した方が良いか解説しています。
また、今までの勉強をまとめた記事になっています。
この記事では下記の内容を解説します。
- 具体的な生命保険の活用方法
- 保険の勉強をしようシリーズのまとめ
生命保険の結論
このブログで1番言いたいことは、保険について判断できる知識を身につけようです。
なので、この記事は執筆者である管理人が保険販売の経験やこのブログを書くために改めて保険の勉強をした結果、自分ならこうするという結論です。
これを参考に自身の結論を出すきっかけになればうれしいです。
- 入る保険は“死亡”と“がん”だけでいい
- 一生涯の保障はいらない
- 保険でお金は貯めない
入る保険は“死亡”と“がん”だけでいい
生命保険に加入するのは死亡の保障とがんの保障だけでいい。
その理由は、3つあります。
- 死亡とがんのリスクは自身で補うのは難しいから。
- 予防できるものは自分の努力で予防できるから。
- 入院は大きなリスクではないから。
①死亡とがんのリスクは自身で補うのは難しいから。
死亡とがんのリスクを自身で補うのは難しく生命保険へ移転すべきです。
なぜか?万が一亡くなった場合とがんになってしまった場合の経済的損失は大きなものになるからです。
公的遺族年金だけでは将来設計に無理が出てくるので、死亡保障の保険に加入します。
具体的な保険商品はこの2つです。
- 収入保障保険
- 定期保険
小さなコストで大きな保障を得ることが生命保険加入において大事なことです。
がんになってしまうと治療費以外の出費が大きくなるのでがん保険に加入します。
具体的な保険商品はこれ。
- がん保険
入院を伴わない治療も増えてきているので、一時金で給付されるがん保険を活用します。
また、抗がん剤による副作用に対応するためのカツラだったり、足がむくんでしまい靴を買い替えるなど治療費以外にも出費が増える可能性があるのでがん保険へ加入します。
②予防できるものは自分の努力で予防できるから。
リスクを恐れるだけでなく予防する努力もするべきです。
リスクがあるから保険に入るのではなく、予防できるリスクではないのか?そこをしっかり考えて保険を検討すべきです。
がん、心筋梗塞、脳卒中の三大疾病うち心筋梗塞、脳卒中は予防できるものと考えています。
国立研究開発法人国立循環器病研究センターホームページ
狭心症や心筋梗塞症の予防
脳卒中の予防
タバコもがんがん吸う、毎日お酒も大量に飲む、運動もしない、だから保険に入りますは、間違っています。
まずは、予防することが大事です。
そもそも、そういう人は保険加入の基準をクリアできない数値があるはずなので、保険に入るのは難しいと思います。
がんも予防に努めることは大事です。
ただ、あくまで管理人の経験則と感覚ですが、どんなに予防していてもなる人はなると思っています。
③入院は大きなリスクではないから。
公的医療保険を活用すれば病気やケガによる入院は大きなリスクにはなりません。
医療保険には加入しません。高額療養費制度を活用すれば月単位の医療費は制限されますし、働けなくなった場合でも1年半は傷病手当金があるので入院は大きなリスクにはなりません。
長期の入院を心配する声もありますが、民間の医療保険には1入院の限度日数があるので、そもそも長期入院のリスクの備えになるかは疑問があります。
一生涯の保障はいらない
30年後40年後の準備を保険でやるなんてバカげています。
その理由は、2つあります。
- 年を取れば必ず病気するし、死ぬから。
- お金の価値は変わるから。
①年を取れば必ず病気するし、死ぬから。
必ず起こることに保険はめちゃくちゃ弱いです。
人は年を取れば病気にもなりますし、いつかは死にます。
悲しいことですがそういうものです。
保険はリスクに対してコストを払って他人に移転する仕組みです。
リスクとは将来生じるかもしれない不利益です。
願わくば70代、80代になっても元気でいたいものですが、その年齢になっての病気や死亡は生じるかもしれない不利益ではなく、必ず訪れる予定です。
必ず起こるとは必ず保険金の支払いがあるということです。そうすると保険料は高くなりますし、現在の生命保険では掛けたコストよりリターンが大きくなることはありません。
必ず訪れる予定で30年、40年と時間があるのであれば自分で用意しましょう。
200万円程度の貯蓄があれば、だいたいのことには対処できると言われています。
②お金の価値は変わるから。
時間がたてば経つほどお金の価値が変わる可能性も幅も大きくなります。
遠い将来の保障を生命保険に期待すること自体リスクを伴います。
お金の価値は、時間が経てば経つほど、変わる可能性も変動幅も大きくなります。
30年後にお金の価値が半分になることもあります。
ざっくり言うと、将来期待している保障が、半分になる可能性があるということです。
保険で将来の準備をすると、自由度の効かないお金になります。トラブルが起こらない限り現金化できないし、途中解約すれば価値はゼロです。
現金で持っていてもお金の価値は変わります。それでも自由度が高い分メリットがあります。
このブログは保険の専門サイトなので詳しく書きませんが、将来の準備をするなら投資の勉強も必要です。
保険でお金は貯めない
保険でお金を貯めることに魅力はありません。
その理由は、
- 予定利率が史上最多い水準だから。
①予定利率が史上最多い水準だから。
ちょっとしか増えない。
生命保険会社が契約者に約束した運用利率として予定利率があります。
その予定利率は史上最低の水準にあります。
現在の水準では保険でお金を貯ても期待通りには増えません。
まとめ
生命保険はしっかり理解して小さなコストで大きな保障を得ることができれば素晴らしい制度です。
よく分からないまま、なんとなく加入すれば失敗します。
自分なりの保険への考え方があるのとないのとでは結果は変わってきます。
- 入る保険は“死亡”と“がん”だけでいい
- 一生涯の保障はいらない
- 保険でお金は貯めない
管理人はこういう結論になりましたが、皆さんはどんな結論になるでしょうか?
参考になったらうれしいです。