人生で起こるリスクに対して保険以外の選択肢はないのかと思っていませんか?
保険の相談に行ってもいきなり保険商品の比較が始まって違和感を覚えていませんか?
この記事では下記の内容を解説します。
- 保険以外の選択肢について
- 保険相談の違和感について
保険以外の手段をまずは考えよう
保険以外の手段をまずは検討すべき
人生で起こりうるリスクへの対策は保険以外の手段をまずは検討すべきです。
その理由はまずはお金以外のコストを検討した方が経済的だからです。
ひとつ覚えておいてもらいたいことは、どの手段を選んだとしても必ずコストがかかるということ。
ここでいうコストとはお金以外にも時間や労力があります。
お金も時間も労力もかけずに得られる成果はありません。
- 例えば食事をみてみましょう。
自分で作っても外食してもお金はかかります。
自分で作った方が安く抑えられますが、労力と時間は外食よりも多くとられます。
生活で身近な食事を例にとっても労力と時間が多くとられる自炊を選ぶと思います。
まずはお金を抑える選択をするはずです。
すぐにお金をかけて他人任せにはしないはずです。
毎日、外食って変ですもんね。
もし、毎日外食です!という人はこの記事はそっと閉じてください。
羨ましい限りです(;^_^A
保険以外の手段
人生で起こりうるリスクに対応するための手段は大きく言うとこの4つです。
- 回避(そんなことしない)
- 予防(そうならないようにする)
- 保有(自分でなんとかする)
- 移転(保険に加入する)
保険に加入するということは、お金をかけてそのリスクを移転するという事です。
保険以外の手段である回避、予防、保有をまずは検討しましょう。
回避(そんなことしない)
毎日、3食ラーメン。毎日、タバコは3箱。毎日、記憶がなくなるほど酒を飲む。
誰が考えたって病気になりますよね。
わざわざ病気になるようなことはしないと思います。
病気になるリスクが高まることはしない。
リスクがあるところへは近づかないということです。
身体のことだけではなく、台風の日に海水浴へ行く人もいませんよね。
わざわざリスクが高いことはしない。
予防(そうならないようにする)
軽い運動をする。規則正しい生活をする。ストレスをためない。
病気にならないためにちょっとしたことを心がける。
病気になるリスクを抑える。
なにか行動することでリスクが抑えられるのであれば、時間や労力を使ってリスクを抑えましょう。
リスクを低く抑える努力をする。
保有(自分でなんとかする)
なにかリスクに遭遇したとしても貯金でなんとかする。親に助けてもらう。仲間に助けてもらう。
病気になったとしても自分や周りの人でなんとかする。
どの程度のリスクであれば、自分でどうにかできるのか把握しましょう。
ちょっとした風邪や虫歯になるリスクまでもお金をかけて移転する人はいませんよね。
自分の貯金や周りの協力でなんとかする。
- 遅刻を例にとってみましょう。
明日の朝am7:00駅前に集合。
ところが前日いつもam3:00くらいまで連れまわされる先輩から飲みのお誘い。
飲みのお誘いを断る→回避
頑張って早く帰るようにする→予防
朝は無事に起きることができた。
駅までは15分で着くことができる。
念のため20分前のam6:40に家を出た→予防
ところが途中でトイレに行きたくなり、公園のトイレに入る。
5分遅刻が濃厚。
怒られるだろうけど少しの小言くらい我慢しよう→保有
いやいや、怒られるのは絶対嫌だ。
1,000円で友人に怒られる役を変わってもらおう→移転
遅刻というリスクの対応する手段を見てみても回避→予防→保有→移転の順で考えていくと思います。
まぁ、この程度のリスクを移転する人はいないと思いますが(;^_^A
人生におけるリスクもどこまで保有できるかは人それぞれです。
目的と戦略があっての手段
目的とはどうしても達成したいこと。
戦略とは目的達成のために何をすべきか、何を捨てるべきか計画を立てることです。効率的に目的を達成するためのシナリオです。
保険を検討するのであればその目的とシナリオが必要です。
その目的とシナリオがあってはじめて手段が検討できます。
その目的もシナリオもなく保険商品を検討したとしても、いろんな事があやふやで本当に必要か判断もできないので、意味ある手段とは言えません。
例えば、無人島で生き残るためにお金は必要ありませんし、なんなら服だっていらないかもしれない。
オシャレに気をつかう労力があるなら、水と食料をどう確保するか考えますよね。
- 目的
・生き残る
- 戦略
・水と食料確保する
・見た目は気にしない
- 手段
・飲む量、食べる量を減らす
・魚を釣る
・ずっと同じ服で構わない
目的があっての戦略で、戦略があっての手段です。
無人島というわかりやすいシチュエーションであれば、目的も戦略も立てやすいですが、保険の難しいところは、自分がどんなシチュエーションにいるのかまず把握しないといけないところからはじまることです。
自分自身のシチュエーションも把握できていない。
病気になったら自分の貯蓄でどうにかできるのか?できないのか?
万が一世帯主である自分が亡くなったら生活は困るのか?困らないのか?
困ったとしてどれくらいのお金を残せばいいのか?
目的も戦略もない。
なんのために保険が必要なのかもわからない。
目的がないから戦略(シナリオ)もない。
もしもそんな状況で保険に加入しているというのであれば、だいぶ変なことをしています。
ここが無人島なのか都会なのかも分からないけど、とりあえず釣り竿を持っておけって言われたから、釣り竿持っていますという状態です。
「はぁ?」って思いますよね。
それくらい変なことをしています。
保険は手段であって目的ではない
保険は目的達成の手段であって、保険に入ることが目的ではありません。
保険の加入を検討するのはなんのためか?
多くの人がこんなことを願っていてだと思います。
家族と自分が平穏無事に人生を送れますように。
この目的に向かった日々を過ごしていると思います。
そんな中でトラブルが起こるリスクは常にあります。
どんなトラブルが起こったとしてもその目的を達成させるためにリスクに対する戦略が必要なのです。
ただ一度冷静に考えてもらいたいことは、そのリスクには回避できるもの、予防できるもの、保有できるものがほとんどということ。
リスクに対するの手段として、保険がもっとも効率的とは限りません。
戦略とは目的達成のために何をすべきか、何を捨てるべきか計画を立てること。
計画を立てたからといって必ずそうなるものでもありません。
しかし、漠然とものごとを進めるよりも、計画を立ててそこへ向かって進む方が目的達成の確率は格段に上がります。
「たかだか保険にそこまで考えなくちゃいけないの、、、」そういった声も聞こえてきそうですが、保険は何百万円もする買い物です。
何の為か分からないお金を何十年も払い続けると思ったらゾッとしませんか?
少し考える時間を作るだけで大きな節約になるかもしれません。
その為に大事なことです。
保険に加入する時には目的と戦略が大事なのです。
保険相談の違和感
保険の相談に行ってもいきなり保険商品の比較が始まって違和感を覚えていませんか?
その違和感がなんなのか解説します。
自分で選んだような錯覚
複数の会社や商品から比較して選択したことで納得したと錯覚しています。
人は複数の選択肢を与えられて、その中の一つを選ぶと納得感が増すそうです。
しかし、そこに納得感があると商品の比較の前に考えなくてはいけない目的や戦略がおろそかになってしまいます。
最近流行りの保険ショップは乗合代理店といって、複数の生命保険会社の商品を一か所で比較検討できます。
そのこと自体は大変すばらしいサービスなのですが、ここまで書いてきたような目的や戦略について深く話すことはごく稀だと思います。
相談にくるユーザーにもそういったニーズはなく保険商品の比較検討がその相談の目的なので、しようがないのかなとも思いますが、
目的や戦略が曖昧なままだと、後々
「あれ?この保険なんで入っているんだっけ?」
「意味あるのかなー?」となってきます。
今持っている納得感が正しい感情なのかもう一度考えてみましょう。
目的と戦略はしっかりしていますか?
保険には納得して加入したい
目的と戦略を明確にして保険には納得して加入したい。
目的と戦略が明確であればより保険に納得して加入することができます。
何になんで必要なのかわからないまま買い物をすることは普段ないと思います。
しかし、不思議なことに保険への加入ではそんな事が起こってしまいます。
相談に行くと加入が目的になってしまっていて、商品の比較で満足してしまうからだと思います。
保険は何百万円もする買い物です。
ほんの少し勉強すれば無駄なお金を大きく減らせます。
保険はちゃんと納得して加入しましょう。
保険を少し勉強してみようかなと思った人はまずはこちらの記事を読んでみてください。