保険料を払い忘れたらどうなる?猶予期間と失効

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こんにちは!ほけん道場講師のリョウです。

今回は“保険料を払い忘れたらどうなるか?”について勉強していきたいと思います。

「猶予期間」と「失効」という専門用語が出てきます。

この2つの言葉がポイントになってきます。

さてさて、ほけん道場門下生のにゅーもんも、保険料の支払いを忘れなければいいのですが、、、

どうなることやら、、、、

保険料を払い忘れたらどうなる?マンガ
道場門下生:にゅーもん
やってしまいました。
先生どうしましょう?
道場講師:リョウ
忙しいとね、そういうこともあるさ。
保険料を払い忘れると、保険ってなくなっちゃうんですか?
そこは気になるところだよね。
それじゃ、保険料を払い忘れるとどうなるか?説明していくよ。

 

保険料を払い忘れたらどうなる?

保険料の振替用に指定した銀行口座の残高不足などにより、保険料の振替ができなかった場合でも

すぐに保険の保障がなくなることはありません。

保険料の払込には猶予期間があり、その猶予期間をにおいても払込が遅れると保険契約の効力が失われます。

    月払いの場合
猶予期間と失効のよくある説明
ん?よく分からないです。
これが、生命保険会社のホームページとかに載っている、よくある説明なんだけどね。

オーケーもう少し具体的に説明していくよ。

とある生命保険会社の場合の例なんだけど、こんな感じ↓

 
猶予期間と失効の具体的な対応例

保険は、保障している月の保険料をその月に払込まなくてはいけません。
例でいえば、4月の保障を得るために、その4月に保険料を払込みます。
この期間の事を払込期月といいます。

生命保険会社は、その払込期月に保険料を徴収しなくてはならないので、もちろんその期間内に口座振替日を指定します。

4月27日が生命保険会社から指定された、口座振替日だとすると、翌月の1日から末日まで、つまり5月1日から5月31日までを猶予期間といいます。

払込期月に払込が出来なかった場合の一般的な対応策としては、猶予期間内にある、口座振替日に2カ月分の保険料を振替ます。

猶予期間をにおいても払込が遅れると保険契約の効力が失われます。

この保険契約の効力が失われることを失効といいます。保障を受けることが、できなくなります。

よかった!すぐに保険がなくなる訳じゃないんですね!
そういうこと。

分かりやすく言うと、2回連続振替できないとOUT。

ここで出てきた言葉の復習をやっておこう。

払込期月とは?

払込期月とは、保険の保障を得るために、保険料を払込む期間。

猶予期間とは?

猶予期間とは、払込期月に保険料の支払いが出来なかった場合に、その払込が猶予される期間。
月払いの場合、払込期月の翌月の1日から末日まで。

失効とは?

失効とは、保険契約の効力が失われること。保障を受けることが、できない。

年払い、半年払いの契約の場合は、払込期月の翌月1日から翌々月の月単位の契約応当日までが猶予期間になるよ。

 

    失効したらどうすればいいの?

保険料の払込ができず、契約が効力を失った場合でも、失効してから3年以内であれば、生命保険会社の定める手続きをとって、契約の復活を申込むことができます。
この場合、あらためて告知が必要だったり、契約によってはさらに診査が必要となります。

猶予期間、失効、復活に関しては、生命保険会社や商品によって、規定が違う場合もあるので、詳しくは問い合わせてね。

というか、払い忘れをしなければ良い話なんだけどね。

はい。気をつけます。

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

ほけん道場講師。記事の他に、このブログに使われている、マンガやイラストを描いています。元国内生命保険会社のファイナンシャルプランナーです。平たく言えば元保険営業です。恐縮ながら、このブログで先生として登場させていただいています。ファイナンシャル・プランナーとして東京で活動していました。現在は地元である地方に移り住み、サイトの運営などをしております。元保険営業だからこそ分かる、保険のあんなことやこんなことを、お伝えできればと思っています。