初めて保険の加入を決めて、申し込みをしようとしているのだけど、
申し込みする時に告知書なるものに記入が必要と言われた、、、、
「告知書」ってなんだ?どんな内容でなんのために必要なんだ?
そんな疑問を持っている人のための記事です。
「告知書」の内容となんのために必要なのか説明します。
この記事では下記の内容を解説します。
- 告知書の内容と提出の理由
- 保険申込に必要な書類
2分程度で読める記事です。
告知書とは?
生命保険に加入の申し込みをする時に被保険者の健康状態や職業などを生命保険会社へ伝えるための書類です。
なんで告知書が必要なのか
生命保険はたくさんの人が保険料というお金を出し合って、助け合って保障しあう制度です。健康状態の悪い人や危険度の高い仕事をしている人などが無条件で加入できるとその保険制度の公平性が保たれなくなります。
なので、告知書などを使って被保険者の健康状態や職業などを生命保険会社へ伝える必要があります。
ちなみに告知書以外にも面接士との面談であったり、生命保険会社から指定された医師の診査による告知の方法もあります。
告知書の項目例
最近3カ月以内の健康状態
最近3カ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか。
過去5年以内の健康状態
過去5年以内に、病気やケガまたは検査で、継続して7日以上の入院、または手術を受けたことがありますか。医師による7日以上の診察・検査・治療・7日分以上の薬の処方を受けたことがありますか。
過去2年の健康診断
過去2年以内に健康診断を受けて異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されたことがありますか。
ガンについて
現在および今までに、ガンにかかったことがありますか?
身体の障害について
現在、視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害がありますか。または、手・足・指・関節・背骨についての欠損・変形または機能の障害がありますか。
妊娠・分娩について
過去5年以内に、妊娠・分娩に伴う異常で、入院したり手術を受けたことがありますか。(帝王切開含む)
現在妊娠していますか。
嘘を告知したらどうなる
生命保険は加入者の公平さが保たれて成り立っている制度です。
嘘の告知をした場合、告知義務違反になり保険金が支払われないことになります。
告知義務違反
保険契約をする時には、過去の傷病歴(傷病名・治療期間など)、現在の健康状態、身体の障害状態、職業など保険会社から求められる告知事項について、事実をありのままに正確にもれなく告知しなければなりません。このことを告知義務といい、それに違反することを告知義務違反といいます。
告知した後に病気が発覚したら
契約する時に知っているのに知らないふりをしウソをついたり、少し注意をすれば気づけた事を見逃して告知しなかったら、告知義務違反になります。
契約成立後に病気が発覚しても告知の義務はありませんし、契約内容が変わることもありません。
(ただしがん保険に関しては契約日から保障開始まで90日間の待ち期間がある。)
告知の項目として職業がありますが、転職も報告の義務はありません。
そりゃそうですよね。病気のたびに契約内容が変更になっていたのでは、保険の意味がなくなってしまいます。
もちろん支払いの対象になる事象(死亡・病気やケガによる入院など)があった場合には連絡しなくてはなりませんし、住所などの連絡先が変わった場合などには届け出が必要です。
申し込みの時のその他の書類
告知書以外にも生命保険の加入申し込みの時に記入したり、確認する書類がいろいろあります。
申込書
保険の申し込みをするときに契約者が記入、押印をして生命保険会社へ提出する書類。
意向確認書
申し込もうとしている保険が自分意向と合っているか、質問形式で項目があり○×で記入し生命保険会社へ提出します。
保険商品パンフレット
保険商品のしくみや内容をまとめた冊子。
保険設計書
申込者それぞれの情報をもとに作成した保険の内容を示すもの。保障設計書、見積書、提案書など生命保険会社によって呼称は異なってくる。
重要事項説明書(注意喚起情報)
保険の申し込みに関して特に確認すべき事項(クーリング・オフ制度、告知義務、責任開始期、保険金等が支払われない場合など)が記載されている。
約款(ご契約のしおり)
生命保険会社と契約者の間で締結する、保険の内容が記載された冊子。巻頭に契約者にもわかりやすくした約款の重要部分をまとめた「ご契約のしおり」が付いていることが多い。
冊子以外にもCD-ROMやホームページからのダウンロードによる交付も増えている。
口座振替依頼書
保険料の支払いを口座振替を選択した場合に記入が必要。保険の申込印と銀行印が違う場合には印鑑を2つ用意する必要がある。