無知は貧乏製造機である。
とかくこの資本主義の世の中はお金をどう集めるかが勝負。
汚い言い方をすればお金を奪い合う勝負。
資本主義の猛者どもは、どこからお金を奪ってやろうかいつもギラギラしている。
なんて、ちょっとキモイ入りですが、
もし、アナタがそんな資本主義の猛者であれば、どこを攻めたら儲かると思いますか?
無知な人を攻めたら、イケんじゃね?って思いませんか?
- 保険は難しいのに、みんな入っている。
保険を含めた金融商品は複雑怪奇なことこの上なく、素人には簡単に理解できません。
これを読んでいるアナタも保険がなぜ必要か、どれくらい必要か、アナタ自分自身にしっかりとプレゼンすることができますか?
、、、ね。保険ってよく理解できていないですよね。本当に難しい。
ん?おかしいと思いませんか?
生命保険文化センターによると、生命保険に加入している人は、男性では80.6%、女性で81.3%となっています。
全体で80%を超える人が生命保険に加入しています。
複雑怪奇なのに、難しいものなのに、こんなに多くの人が加入しているんですね、、、、
なんか違和感がありますよね。
- なんかイイように、やられてはいないだろうか?
保険が複雑怪奇で難しいことを良いことに、保険を売る側にイイようにやられている気がします。
正直いうと、僕自身も保険営業の時代は、保険について詳しくないお客さまの担当になると、「当たりだ」と思いました。すみません。
もちろん、適当に対応したという訳ではありません。しっかりと説明をして一緒に考えて加入してもらいました。
ただ、やっぱり、知識があるお客さまに比べて楽だったことは間違いありません。
売る側には売りたいという思惑があります。
詳しくない人の方が、その思惑へ誘導しやすいのは事実です。
それが行き過ぎると、かんぽ生命の不適切販売のようなことになる訳です。
無知はお金を奪われやすい。
それを防ぐにはどうしたら良いか?
勉強するしかありません。
保険の勉強する理由はただ一つ【お金のためである】
保険の勉強をする理由は一つです。それは、
お金のためです。
なぜなら、知識が少ない人ほど、簡単に売る側の思惑に誘導されやすいからです。
保険を売る側の思惑は、当たり前ですが保険を売る事です。
そして、これも当たり前の話ですが、最大の利益を追求します。
その思惑に流されては、必要のない保険に加入する可能性が大きくなるのは当然です。
- 教えてもらうという姿勢
生命保険会社、保険ショップ、ファイナンシャル・プランナーに“教えてもらう”という姿勢だと、言われたことが正しいということになります。
学校の先生が教えることに疑問ってあまり持ちませんよね。
日本の教育の是非についての議論は置いといて、“教えてもらう”という姿勢ってそういう事だと思います。
保険を勉強するポイント
保険を勉強するためのポイントは、この3つです。
- いくら節約できるか具体的にイメージする。
- 保険が必要ない理由を探す。
- 覚悟を決める。
保険の勉強をするのはお金のためというのは、分かった。
でも、そんな複雑怪奇で難しいものを勉強するのってめんどくさいですよね。
ハッキリ言って、イヤですよね。
どうやって、モチベーションを上げるか?
それも、やっぱり、お金です。
ポイントの1つ目はそんなお話です。
いくら節約できるか具体的にイメージする。
いくら節約できるか、具体的な金額をイメージすることで、モチベーションを上げます。
悲しいかな、お金ほど人のモチベーションを上げる方法はないと思います。
今、一番売れていると言われている、某生命保険会社の医療保険を例に見てみましょう。
男性 30歳 入院日額5,000円 60日型 60歳払済 月払保険料2,424円
2,424円×12月×30年=872,640円
僕個人としては、医療保険の必要性はそんなに感じません。
みなさんも保険の勉強をして、もし、医療保険に加入しないと判断が出来たら、872,640円節約することができます。
医療保険の必要性を感じない理由↓
30歳の医療保険は無駄になる みんなと一緒を疑え
- 保険は大きな買い物
30~34歳の平均値は、297,500円。
これを定年する60歳まで払い続けたとすると8,925,000円。
これは、終身保険や個人年金保険などの将来戻ってくるお金のある貯蓄型の保険も含めた保険料なので、一概には言えませんが、
保険の勉強をすると少なくとも何百万単位の節約できる可能性があります。
繰り返しになりますが、なんで保険の勉強をする必要があるのか?それはお金のためです。
貯蓄型の保険に貯めるのもおススメしません↓
保険でお金を貯めてはいけない3つの理由
保険が必要ない理由を探す。
保険の勉強をするための2つ目のポイントは、保険が必要ない理由を探すです。
保険は、万が一の時に必要なもので、必要な理由を探し始めるといくらでも出てきます。
世帯主が亡くなったらどうする?何年間も入院したらどうする?それを考え始めるときりがありません。
どんなに可能性が低い事でも、アナタに絶対に起きないとする明確な根拠はありません。
なので、最悪の事態が起こったとしてもこうすれば乗り越えられる。
保険の勉強は、それを探す作業です。
- 最悪の事態どう乗り越える?
万が一の備えとして、まず公的保険があります。
最悪の事態を乗り越えるために、どんな公的保険がある勉強しましょう。
実は、ひとくちに保険と言っても、保険には大きく分けて2種類あります。
図解するとこんな感じ、
・公的保険(A)
公的保険とは、国や地方自治体、組合などが運営している保険の事です。
健康保険、年金保険、、介護保険、雇用保険、労災保険などがあります。
これを読んでいる皆さんの中には、保険に加入したことがないと言う人もいるかもしれませんが、実はこの公的保険にすでに加入しています。
・私的保険(B)
民間の生命保険会社や損害保険会社が販売している保険商品のことです。
代表的な公的保険を勉強しましょう↓
生命保険と公的医療保険を学ぶ【保険の勉強をしよう③時限目】
生命保険と公的遺族年金を学ぶ【保険の勉強をしよう④時限目】
覚悟を決める。
保険の勉強をするための3つ目のポイントは、覚悟を決めるです。
保険は複雑なものです。考えれば考えるほど迷宮に迷い込んでしまうことになります。
死亡、入院、老後、介護、生活の不安を全て保険でまかなおうとすると、考えることが膨大でとてもではありませんが、処理をしきれません。
- 覚悟を決めるとはどういうことか?
覚悟を決めるとは、線を引くということです。
ストレートにいうと、こっから向こうのリスクは無視すると覚悟を決めるます。
ない袖は振れません。
不安の全てを保険でまかなおうとすると、莫大な保険料がかかります。
ないものは、ない。保険は無理して加入するものではありません。
自分の支払える保険料はここまでと決めて、その範囲内でできることを見つけましょう。
その範囲を知るために勉強しましょう。
まとめ
保険の勉強をすると、そもそも保険が自分にとって必要なのかが分かります。
必要ないと判断できるのであれば、“保険に入らない”にこしたことはありません。
無駄な保険料を払わずに済みます。
保険の勉強をするのは、お金のためです。
- 念のために申し上げます。
僕は、保険不要論じゃではありません。
ですが、すべての保険が必要とも思いません。本当に必要な保険はそんなに多くないと思っています。
では、どの保険が必要か?
必要な保険は、本当に人それぞれです。
バシッと、必要な保険はコレだ!!と言えれば、ブログを書くのも楽なのですが、こればっかりは本当に人それぞれです。
僕が必要性をそんなに感じない医療保険でも、毎年、何週間も入院したらどうしよう?と心配している人であれば必要です。
保険は安心感を手に入れるために入るものです。
自分が何に不安でどれくらいの保障があったら安心できて、いくら保険料に払えるのか?
これは、本人にしかわかりません。
保険の勉強をしましょう。