保険の勉強をしようと言われてもそれがなんの為なのかわからない?
また、勉強って面倒くさい。保険のことでそこまでしないといけないの?そんな労力をかける事とは思えない。
そんな風に思っていませんか。
この記事では下記の内容でそんな疑問にお答えします。
- 保険の勉強が必要な理由
- 勉強することで得られるメリット
保険の勉強をしよう
保険の勉強をすべき理由
保険が必要かどうか判断する知識を持つために保険の勉強をすべきです。
なぜ保険の勉強をすべきかと言うと、保険が必要かどうか判断するためにはある程度の知識を持たなくてはならないからです。
保険が必要かどうか分からない状態で相談に行っている人は失敗する可能性が大きくなります。
必要かどうか分からないのに相談に行って、保険商品の情報を提供されてなんとなく加入してしまう。
保険商品の選択の前に保険が必要かどうかしっかり考えないと保険選びは失敗します。
普段買い物をするときに必要かどうか分からないのに買うなんてことはないはずです。
しかし、不思議なことに保険のこととなると、「よく分からないけど皆が入っているし、とりあえず入っておくか」なんて理由で加入している人は少なくありません。
保険は何百万円にもなる買い物です。
とりあえず、なんとなくで出して良い金額ではないはずです。
- 保険が必要かどうかは人それぞれ
保険が必要かどうかはそれぞれの状況によって変わってきます。
必ずしも皆が必要なものではありません。
保険が必要かどうかは、それぞれ個人で判断しなくてはなりません。
なぜなら、保険の相談をするのは往々にして保険を販売している人だからです。
アメリカの大物投資家のウォーレン・バフェットがこんなことを言っています。
「散髪が必要かどうか床屋に聞いてはいけない」
髪を切るべきかどうか床屋さんに相談すれば、床屋さんはなんと答えるでしょうか?
「切った方が良い」と答えるでしょう。
では保険を販売している人に保険は必要かかどうか相談した場合はどう答えるでしょうか?
「必要です」と答えるはずです。
それは当然のことです。
床屋さんも保険を販売している人もそれで収益をあげてご飯を食べています。
わざわざ「必要ない」と答える人はいません。
必要かどうか判断できるのは自分自身しかいません。
必要ないものにお金を出すくらいなら面倒くさくても保険の勉強をしましょう。
判断できるのは自分だけです。そして、そのために知識を持たなくてはなりません。
保険が必要か不必要かはこう決める
保険が必要かどうか判断するためにはある程度の知識を持たなくてはなりません。
その知識を持って何を判断するかというと下記の2点です。
- 万が一トラブルが起こった時に大きな経済的損失があるかどうか
- その担保のためのコストが納得のいくものか
- 保険が必要かどうか判断する基準
①万が一トラブルが起こった時に大きな経済的損失があるかどうか
万が一のトラブルとは世帯主が亡くなってしまったり、病気やケガで入院してしまうなど予定外の事故のことをいいます。
そのトラブルによって大きな経済的損失が発生する可能性があるのかが一つ目の判断基準です。
世帯主が亡くなったら間違いなく大きな経済的損失が発生するとすぐ判断するのは少し勇み足です。
まず、世帯主が亡くなった場合の出ていくお金と入ってくるお金を確認しましょう。
それをもとにもしもの時に必要なお金を把握しましょう。
出ていくお金には大きく分けて生活費・教育費・住居費の3つがあります。
入ってくるお金には残された家族の今後の収入や遺族年金などがあります。
万が一の時に必要なお金について詳しくはこちら
病気やケガによる入院についても、まずは公的医療保険にどんな制度があるか把握しましょう。
公的医療保険の制度について詳しくはこちら
まずはトラブルが起こった時に利用できる公的制度を把握しましょう。
それをもとにトラブルが大きな経済的損失になるのかどうか判断します。
②その担保のためのコストが納得のいくものか
大きな経済的損失の可能性があったとしもそれを担保するためのコストが大きくなっては意味がありません。
生活を守るための保険に支払う保険料が大きくて、家計が苦しいっておかしいですよね。
これほどの本末転倒な話はありません。
担保とは将来生じるかもしれない不利益にそなえ、あらかじめ補填の準備をすることです。
そのためのコストが納得いくかどうかも保険が必要かどうかの判断基準です。
リスクに対するそなえは保険だけではありません。
保険を検討する前にできることはあります。
この二つのことに当てはまるのであればアナタにとって保険は必要なものとなります。
- トラブルが起こった時に大きな経済的損失の可能性がある。
- 担保するためのコストに納得がいく。
大損失の可能性があって納得のいくコストで担保できるのであれば保険は必要。
保険と人生の目的と戦略
アナタが保険に加入するのはなんのためですか?
大きな話になってしまいますが、保険に加入するのは人生の目的を何があっても達成するためにだと思います。
結局上記の2つの判断基準もその目的の達成のために保険が必要かどうか判断するためのものです。
こんなことを願われている人が多いのではないでしょうか
家族と自分が平穏無事に人生を送れますように。
その目的達成のための戦略に保険が必要なのか?
戦略とは目的達成のため必要なこと、捨てることを明確にして計画をたてること。
効率的に目的を達成するためのシナリオです。
目的と戦略を考えたときに保険は必要ないかもしれません。
それを自信を持って判断できれば、そんな素晴らしいことはありません。
堂々と何百万円も節約できることになります。
その判断のためにもやはり保険の勉強はすべきです。
保険を勉強すると保険選びに失敗しない
皆さん正直、保険なんて興味ありませんよね。
万が一のためって言うけど、そんな事を考えている余裕ってないよ。
そんな声も聞こえてきそうです。
興味がないことを勉強すること程、辛いことはありません。
しかし、その分メリットも大きいものがあります。
保険の勉強で得られるメリット
保険の勉強をすることで保険選びに失敗しなくなります。
保険選びに失敗するとは、この2つのことを指します。
- 必要のないものや必要以上の保障に加入し無駄なコストを支払う。
- トラブルが起こった時に適正な保障に加入しておらず経済的損失を補えなかった。
- 保険選びに失敗するとは
①必要のないものや必要以上の保障に加入し無駄なコストを支払う。
無駄な保険料を払う。この失敗は分かりやすいですね。
誰しも無駄なことはしたくありません。
繰り返しになりますが、必要なものかどうか判断できるのは自分自身です。
必要な保障を計算するのは少し勉強しても難しいかもしれません、そういう部分の計算はプロに任せて参考にするのも一つの方法です。
注意してもらいたいのは、その一か所で保険の加入を決めてしまわないようにしてもらいたい事です。
例え担当者の対応が良かったとしてもまずは一度持ち帰って、違う所で相談をしてしっかり検討して加入を決めてください。
先方は保険の販売が目的です。
雰囲気に流されず自身の判断基準を明確にして加入を決定しましょう。
②トラブルが起こった時に適正な保障に加入しておらず経済的損失を補えなかった。
せっかくコストをかけて担保したはずなのに、いざトラブルが起こった時に必要なお金が足りなくて、経済的損失を補えなかった。
そんなことが起こってしまっては、上記の無駄使いなんて比にならないくらいの大失敗です。
保険の役割は小さなコストで大きな保障を得ることです。
大きな保障だからこそ経済的損失を補えます。
保険選びに失敗しなくなることが保険を勉強するメリットです。
保険で損しないはない
ここで残念なお知らせがあります。
保険は必ず損をするものです。
掛け捨て保険であれば、何のトラブルもなく無事に保険の保障期間が終了すれば保険料の分損をします。
貯蓄型の保険をみてみても、かけたコスト以上にリターンのある保険はありません。
失敗しない≠損しない
- なぜ損しかないのに保険は存在するのか
損しかないのに保険がなんで存在するのか疑問ですよね。
保険の役割は、リスクの軽減です。
リスクをなくすことでも、お金を増やすことでもありません。
小さなコストで大きな保障を得てトラブルによる大損失を小さくする。
そのために保険は存在します。
あの福沢諭吉も
「僅かなお金を捨てて大難を免れるもの」と言っています。
まとめ
保険は面倒くさい
保険を検討したり実際に加入したりするのが面倒くさいのは楽しくないからです。
保険は形のある商品ではありません。
リスクに対する考え方や仕組みを商品化したもので、実際に物を買う訳ではありません。
形がない分、とっかかりもないし、購入後に使うことも眺めて楽しむこともありません。
興味が湧く要素がほとんどありません。
加えて、死んだらとか病気になったらとかネガティブなことを想像しなければなりません。
わざわざ嫌な気分になることをやります。
普通、買い物って楽しい気分になるものですが、保険は全然楽しくありません。
その勉強となると更に面倒くさいです。
それを重々承知で何度も言います。
保険の勉強をしましょう。
その面倒くささより、保険で失敗する方が何倍も面倒くさい事になります。
「そうだな。少し勉強してみようかな。」と思った人は、下の記事を順に読んでみてください。